BOTANICAL

植物紹介
植物紹介

リッピア・アルバ(クマツヅラ科)

Lippia alba (Mill.) N.E.Br. ex Britton et P.Wilson

リッピア・アルバ

リッピア・アルバは南北アメリカ大陸の中央部から南部、おおよそテキサス州からアルゼンチンおよび西インド諸島にかけての薮や道端に生える低木です。観賞用に世界各地で栽培もされます。同じ仲間では以前ご紹介したアマミコウスイボク(スイートハーブメキシカン、L. dulcis)や柑橘系の香りのコウスイボク(レモンバーベナ、L. citriodora)、カバープランツとして日本でも販売されるヒメイワダレソウ(L. canescens)など、様々な植物が利用されています。

リッピア・アルバは高さ1~2mくらいで潅木状になります。全体には独特の香りがあります。葉の両面には毛があり裏側は白っぽく見えます。種小名の「alba(白い)」は花の色ではなさそうなので、葉の色に由来すると思われます。花は茎の先端の葉脇につきます。花弁はピンク色で中心部が黄色です。花は小さく、頭花の大きさは2cmくらいです。大きさは異なりますが、ピンクと黄色の色合いはシチヘンゲ(ランタナ、Lantana camara)に似ています。

リッピア・アルバは中南米の各地で民間薬として利用されます。茎葉を煮て解熱や肝臓の不調、風邪、通経、低血圧などに用います。またお茶にしたり肉料理や魚スープの調味料にされたりします。