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![トウァリア・ペンドゥラ](https://yamashina-botanical.com/GBkJ3u/2020sys/wp-content/uploads/2020/12/トウァリア・ペンドゥラ1.jpg)
トウァリア・ペンドゥラはメキシコ、ペルー、ベネズエラに分布する低木です。トウァリア科は、このペンドゥラの他にはトウァリア・ディッフサ (T. diffusa) の 2 種だけが知られていて、フウチョウソウ科 (Capparaceae) に近い仲間だと考えられています。
トウァリア・ペンドゥラの花は頂生する総状花序につき、 pendula の名前通り下垂します。花は小さく目立ちませんが、ふしぎな形をしています。雌しべは球形の花柱に毛の生えた柱頭が付き、周囲に雄しべがのびる様子は、脚を出した宇宙船が着陸しようと地面に下りてきている様です。
萼と花弁は開花後すぐに落下し、球形の花柱がそのまま直径 1cm ほどにふくらみ果実となります。果実には細かな種子が含まれています。