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![ゴモジュ](https://yamashina-botanical.com/GBkJ3u/2020sys/wp-content/uploads/2021/01/ゴモジュ2.jpg)
奄美大島から沖縄に特産の常緑低木です。漢字では五毛樹と書き、五門樹(ゴモンジュ)、コウルメと呼ばれることもあります。よく公園などに栽植されているサンゴジュに似ていますが、高さが1.5~3mほどにしかならず、楕円形の葉も長さ6~8cmくらいしかありません。葉をもむと香気(臭気?)がします。3月から4月に長さ1cmほどの赤みを帯びた白い小さな花が咲きます。
花が美しいので、古くから観賞用として栽培されますが、特に、岡山県や広島県の海岸地方で庭木や生け垣として使用されます。これは、中世に航海技術を誇った塩飽水軍が琉球王家の門の脇にあった樹を持ち帰り塩飽諸島に植えたものが広まったと言われています。現在では一般的ではありませんが、四国、九州ほかで栽植されています。