スタックホウシア・モノギナはオーストラリアに分布する多年草です。この植物はスタックホウシア・フエゲリイ(Stackhousia huegelii)として導入したものですが、西オーストラリア州の「FloraBase」によればスタックホウシア・モノギナのシノニムであるとされています。スタックホウシア科はオーストラリア、ニュージーランド、インドネシアに分布する全て小型の草本で、ニシキギ科やモチノキ科と類縁関係にあると考えられています。
(※現在のAPG分類体系ではニシキギ科に含まれます)
スタックホウシア・モノギナは草丈20cmから最大で70cmになり、葉は線形で互生し長さ2cmほどです。葉は茎全体につきます。花序は茎の先端につき、花弁は5枚で基部は合着し筒状となります。花は直径1.5cmほどになり白色です。香りをもつものもあるそうですが、栽培中の株には香りがありません。果実は1~5個の堅果が集まったもので、それぞれの中に1つの種子があります。
オーストラリアの乾燥地に生息する多くの植物と同じように、スタックホウシア・モノギナも水を控えめにやや乾かし気味に育てています。海岸近くから内陸まで幅広い地域に生息する適応力の強さから栽培はそれほど難しくないようです。