BOTANICAL

植物紹介
植物紹介

カナリナ・カナリエンシス(キキョウ科)

Canarina canariensis (L.) Vatke

カナリナ・カナリエンシス

カナリナ・カナリエンシスはアフリカ北西部のカナリア諸島に固有の多年草です。属名、種小名ともにカナリア諸島を意味します。英名はCanary bellflower、日本ではカナリアキキョウとも呼ばれます。

半蔓性のよじのぼり植物で、支柱によりかからせて育てています。葉は対生で長さ5㎝、ゆるやかな鋸歯があります。茎の先端に鮮やかな橙色の花を付けます。花の長さ、直径は約4㎝で、春の間に次々と咲かせます。5月終わりころから徐々に枯れてくるので水を控えて休眠させます。根はキキョウやツルニンジンのような根茎になります。11月ごろに芽が出てくるのに合わせて徐々に潅水を増やします。山科植物資料館では最低5℃程度の無加温ガラスハウスで栽培しています。「園芸植物大事典 (小学館)」によれば、若い果実や徒長枝、根は食用となるそうです。

調べてみると、当資料館で栽培しているものはグラン・カナリア島のカナリア・ビエラ・イ・クラビホ植物園から種子を入手したものでした。出自のはっきりした良い個体です。