ビワモドキの果実が落下しました。

昨年9月の植物紹介(リンク)で紹介した、ビワモドキの果実が落下しました。

2020年8月24日に開花し、7月30日に落下したので11か月もぶら下がっていました。いつ落ちるのかわからずに収穫ネットをかぶせていたので、見事キャッチできました。

落下した果実は518g。半分に切ってみると、ほとんどが肥厚した蕚です。中心部の花托の周囲に半透明の果肉があり、中には粘液がついた種子が見えます。種子には剛毛が生えています。

文献を調べるとインドでは生食するというので、少し食べてみました。蕚、果肉ともに酸味と渋味があり、おいしくはありませんでした。粘液はわずかに甘味がありました。そのまま食べるより、サラダにしたり、加熱調理した方が良さそうです。インドではどのように食べているのか、本場の味を知りたいものです。