本植物は南米原産の果樹で、パイナップル、バナナ、イチゴを合わせた風味のする甘くてとってもおいしい果実をつける。同じフトモモ科の熱帯アメリカ原産のグアバ(Psidium guajava)に似ており、しかも果実がパイナップル様の香りがすることから「パイナップルグアバ」(Pineapple guava)とも呼ばれている。
この果実は、ビタミンCが豊富で美容と健康によいとされている。果実を半分に切りスプーンですくってそのまま食べるほか、ジャムやゼリー、果実酒などにも用いられる。花弁は甘い香りがするのでサラダの香りづけなどにも用いられる。また花や葉が美しいので観賞樹としても利用される。 日本の暖地でも栽培可能な亜熱帯性の果樹で、春から初夏にかけて開花し、 秋から初冬にかけて果実が成熟する。
(「プランタ」研成社発行より)