ギムネマはインドを中心に、中国南部、台湾、マレーシアからアフリカまで熱帯各地に分布する常緑のつる性植物です。インドではアーユルヴェーダ医学において昔から糖尿病治療薬として使用されてきました。最近日本でも、ギムネマ茶などの名称で機能食品として広く知られるようになってきました。(詳細は当ホームページ「植物の話あれこれ」第11話「甘味の消える植物」リンク)
当館では1987年に導入し1994年に開花しましたが、本年(2004年)10年ぶりに花が咲きました。花は直径5mmほどの小さな黄色の花で、先が5つに分かれています。果実は角状で長さが5cmにもなります。10年前は結実させられませんでしたので、今回こそ果実を観察できるのではないかと期待しています。