BOTANICAL

植物紹介
植物紹介

ガルシニア (ゴラカ)(フクギ科)

Garcinia gummi-gutta (L.) Roxb. (Garcinia cambogia (Gaertn.) Desr.)

ガルシニア (ゴラカ)

インドや東南アジア地域に自生する常緑樹で、7〜9月頃、縦に数本の溝をもつオレンジ大の果実ができます。果実には、酸味があります。この酸味は、主に、(—)ヒドロキシクエン酸(HCA)によるものです。HCAは、糖質を脂肪に変える酵素の働きを抑制する作用があります。この作用を利用して、無理な食事制限や過度の運動なしに健康的なダイエットが期待できる「ガルシニアエキス」が開発されました。現地では、この果実を生で食べるほか、乾燥果皮をカレーの酸味付けや、魚の保存に用いています。