オオバリンドウはモンゴル、中国北部からシベリアに分布する多年草です。草丈は 20 ~ 60cm です。最大で長さ 40cm にもなる大型の根生葉が特徴で、学名の 「macrophylla」 や和名もこれに由来します。根生葉に比べて、茎につく葉は小型です。茎の先端の花序は頭状に、上部の葉腋の花序は輪生します。
中国では根を秦艽 (読みは「ジンギョウ」または「ジンギュウ」 ) と呼び薬用します。春か秋に根を掘りあげて洗い、日干しします。 1 日 5 ~ 10g を煎じて、利尿、鎮痛、消炎などに用います。
日本では、「日本薬局方外生薬規格」に「ジンギョウ」として収載されています。