アダトーダはインド原産の大形の多年草です。日本のキツネノマゴ (J. procumbens) と同じ属ですが、キツネノマゴが道端で地味に咲いているのに比べてアダトーダは高さ 2 ~ 4m にもなり、花も大きいので鑑賞価値がより高いと言えます。
アダトーダは茎の先端の葉腋に数個の花序を付けます。一つ一つの花は苞に包まれており、開花すると苞から姿を現します。花は直径 3cm 、白色で唇弁の中央に赤紫色の模様が入ります。
アダトーダの葉や根はインドのアーユルベーダ生薬としてよく知られており鎮痛や気管支の病気に用いられます。中国では大駁骨と呼ばれます。