バクダンウリはコロンビア原産といわれるつる植物です。つるは長さ数 m まで生長します。葉はヘチマに似ていますが直径 10cm ほどで薄く柔らかです。
バクダンウリの花は葉腋につきます。根本の 1 つが雌花で、後は雄花が穂状に十数個つきます。まず雌花が咲き、続いて雄花が下から順に咲きます。花弁は 5 角形で、雌雄どちらも直径 5mm くらいの小さな花です。
バクダンウリの果実は表面にまばらな刺のある曲玉形です。熟すとはじけて褐色の種子を飛ばすことから、「爆弾」の名前が付きました。よく似た名前のテッポウウリ(2001年7月の花 リンク) は果実の付け根にできた穴から機関銃のように種子を発射するのに対して、バクダンウリは果実が炸裂して四方八方に種子をまき散らします。今年は、テッポウウリとバクダンウリを隣同士に植えているので、「鉄砲」、「爆弾」となんとも物騒な雰囲気です。テッポウウリの果実は苦くて食べられませんが、バクダンウリの未熟な果実は食べることができます。
バクダンウリの果実