BOTANICAL

植物紹介
植物紹介

カミツレ(キク科)

Matricaria chamomilla L.

カミツレ

花に含まれる成分「アズレン」が胃炎・胃潰瘍、炎症性皮膚疾患などの治療剤「アズノール」の原料になっています。

ヨーロッパから西アジアに分布する草丈30〜50cmの1年草で、5〜10月頃、径15mmほどの小さな花を多数着けます。乾燥した花には、リンゴの果実に似た強い香りがあります。花に含まれている精油成分によるものです。ヨーロッパでは、古くから風邪、頭痛、下痢に、カミツレの花に熱湯を注いでカミツレ・ティーを作って飲む風習があります。