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イエライシャン「夜来香」は中国南部原産のつる性植物で開花するとよい香りを放つ。かつて歌謡曲で盛んに歌われ、有名になった。その名には、夜、どこからともなく漂ってくる花の甘い香りと、チャイナドレスに身を包んだ細身の中国美女が漂わす色香が重なりあうようなイメージがある。
学名(属名)のTelosmaはギリシャ語のtele「遠い」とosme「香り」に由来し、花の芳香が遠方まで届くほどに強烈であることを表している。花は夜だけでなく昼間もよく香り、香水を採ったりスープに花を散らしたりする。
中国では、この花を眼病や肝臓をきれいにする民間薬としても使われている。
(「プランタ」研成社発行より)